オーロラの歌




嫌な予感がして振り返ると、後ろからも警備隊が駆け上がってきている。


戻ることも、進むこともできない。


どうしよう。


なにかいいアイデアはないの?



全力で思考回路を巡らせるが、アイデアは生まれず。


警備隊に捕まえられてしまうまで、時間の問題となってしまった。



「……しょうがねぇ」


「やるしかあるまい」


「え?」



顔を見合わせたラジとシエルは、お互いに背中を預けて、臨戦態勢に入った。


なに?どういう作戦?



「グリン」


「ほーい、了解しましたっ」


「え??」



グリンはシエルに名前を呼ばれただけなのに、二人の意図を読み取ったように私の手首を掴んだ。


ま、待ってよ、皆。


私だけ仲間はずれ?