肩をすぼめていると、黒人とまた視線がぶつかった。
「あら、あなた……」
黒人がフードでは隠しきれなかった髪を見て、目を鋭くさせる。
もしかして、私が罪人とされているオーロラだってバレた!?
ハラハラしている私に、黒人はフッと目尻を下げた。
「この宿には、なぜかワケありな人達がよく訪れるのよ。不思議よねぇ」
「え?」
「通報したりしないからかしら」
それって……!
「ふふっ。だから安心して、ゆっくりと休んでいってちょうだい」
黒人の優しさに、私は頭を下げてお礼を伝えた。
それから、黒人に四人分の宿泊代を前払いして。
宿の最上階の角部屋を私が、その隣を三人が借りることになった。
「今日はゆっくり寝ろよ」
「うん、ラジ達もね」
ラジにそう言って部屋に入った私は、早速疲れを取るようにふかふかなベットにダイブする。



