翌朝。
晴天に恵まれ、旅立つには絶好の日。
カバンに荷物を詰め、支度は完了。
「皆様、こちらへ」
朝食を食べた後、準備のできた私達を、ウメおばあちゃんが家の外へ連れて行く。
ウメおばあちゃんの家の外には、町の住人達が集まっていた。
「どうか、これをもらってください」
「え?」
ウメおばあちゃんや仲良くなった町の住人達が渡してきたのは、たくさんの食料と飲料。
それから全員分の、手作りの素敵な服。
「こ、こんなにもらっていいんですか?」
「もちろんです。皆様から、元気と幸せと希望をいただきましたから。そのお礼として、受け取ってください」
町の住人の一人の言葉に続くように、他の町の住人達もそれぞれ感謝の声を私達に送ってきた。
嬉しくて、瞳が潤む。
フロンティア・シティに来て、よかったなぁ。
「こちらこそ、ありがとうございました」
私は深々と頭を下げながら、お礼を言った。



