オーロラの歌




ラジはにこやかにそう言うと、じっと私を凝視してきた。


えっ、な、なに!?


そんなにまじまじ見られると、恥ずかしいんだけど……。



「ん、元気そうだな」


「へ?」



ドキドキしていた私は、ついキョトンとして、間抜けな声を漏らしてしまった。


ラジは私をガン見していたことに、今更ながら慌てる。



「い、いや、オーロラさ、朝から元気なさそうだったから」



う、嘘……。


私、そんな風に見えてたの?


いつも通りに振舞っていたはずなのに。


仲間にはなんでもお見通し、ってことなのかな?



「この前の夜は泣いてたし、俺ちょっと強く言いすぎたし」



泣いていたのは夢のせいで。


この前、私の気持ちには何も言わなかったラジが、未来を見据えたことを言ってくれたのは、私を思ってのことでしょう?



「……その、気になってさ」



それなのに、自分を悪く思って、ずっと私を気にかけてくれていたんだ。



「心配してくれてありがとう」



もしかして、ラジだけじゃなく、グリンもシエルも、私を元気づけようとしてくれていた?


私って、愛されてるなあ。