口に出して読んでみると、さらに緊張してきた。 この本自体も、相当危ないものなんだろうな。 あたしは小さく息を吸って、続きを読む。 『この本を読む者へ、以下のルールを守るべし』 ……ルール? その文の下には、ずらりとルールが書かれてあった。 『他言禁止、写生禁止、滅却禁止、禁断の魔法の使用禁止』 禁止事項ばっかりだ。 禁断の魔法書を読む者のルールの、最後の一つは、 『覚悟を持て』 何の、覚悟……? ルールの下には、何も書かれていなかった。 注意書きは、これで終わりということだ。