オーロラの歌




この原動力は、もはや執念と言っても過言ではないだろう。


何時間も、何日も、図書室にこもって、隅々まで本を読んだ。




数日後、図書室に向かっている途中で、アンジェラスと出くわした。



『イービル姉様、くまができているけれど、大丈夫?具合でも悪いの?』


『いいえ、そんなことないわ。とても元気よ』



アンジェラスの心配性は、相変わらずで。


裏表のないその性格と、嫌味のない言葉が、あたしを歪ませる。



『心配してくれてありがとう、アンジェラス』



どこまで、あたしを傷つければ気が済むの?


あたしの全てを奪ったくせに。



「大好き」だった妹が


気づけば、「大嫌い」に変わっていた。



作り笑顔がうまくなっていたあたしに、アンジェラスはいつものように明るく微笑む。


あぁ、やっぱり。


ほら。あなたは、あたしを嘲笑っているのでしょう?