オーロラの歌




光が、アンジェラスに集まっていく。


輝かしさに包まれたアンジェラスは、キラキラとして、とても可憐で麗しかった。



あれが、いやしの歌、なんだ……。


ははっ、そうか。


アンジェラスが、女王になるのか。



手のひらに滲んでいた血がスッと消え失せて、傷が治っていく。



こんなにもあっけなく、妹に夢を壊され、奪われるなんて。


悲しい以上に、妬ましい。


やめてよ。


歌わないでよ。


もう、アンジェラスの歌は聴きたくないのよ。



神様が、あたしではなくアンジェラスを王に選んだということ……?


どうして、あたしじゃないの!?


あたしの方が、覚悟も王になりたい気持ちも、勝っているのに。



泣いて、怒って、八つ当たりして、叫んでしまいたかった。


けれど、どれもできなくて。


アンジェラスの歌声が全身に響くと、心の中に真っ黒な感情が再び姿を現した。