視線を下げれば、アンジェラスの無邪気な笑顔が見える。
……やめて。
『イービル姉様、さあ、入って?』
アンジェラスは扉を開けて、あたしを迎え入れる。
そんな笑顔、あたしに見せないで。
笑わないで。
『早くお絵かきしようよ!』
アンジェラスの笑顔は幸せそうなのに、あたしの目には嘲笑っているように見えてしまうのはなぜ?
幻覚、だよね?
あんな話をされた直後だから、そう見えるだけ。
そうでしょ?
だって、あたしはアンジェラスが大好きなはずだもの。
アンジェラスが笑うと、不思議とあたしも笑顔になる。
そう、だったのに。



