オーロラの歌






そして、私はラジとグリンを家のリビングに連れて、二人をソファに座らせた。


二人に「ちょっと待っててね」と一言告げて、お茶の準備をしにキッチンへ行った。



二人はどんな飲み物とお菓子が、好きかな?


今朝、シエルと作ったクッキーとかどうかな?


二人の口に合うかな?




「――なんでいきなり、お茶しようだなどと言い出したんだ」




急に、私の近くに出現したシエルが、不機嫌そうに言ってきた。


ウキウキ気分な私の緩みきった表情を見て、ムッとしたシエルは眉を寄せる。



「友達とお茶会をしてみたかったの」



えへへ、と笑みをこぼす。


私は、「それに」と続けて言った。



「二人は、私に用がありそうだったから」



クッキーをお皿に乗せて、マグカップに紅茶を注ぐ。


紅茶のいい香りが、私を包んでいく。