オーロラの歌




私の突然の誘いに、二人とも「え?」と固まる。



「シエルも一緒に……」


「俺はいい」



家の中で腕を組んでつっ立っているシエルも誘おうとしたが、あっさりと断られてしまった。


シエルはそのまま、姿を消した。


精霊は、いつでも姿を消したり現したりできるんだ。



いつもだったら、一緒にお茶をして楽しくお喋りするのに。


もしかしたらシエルは、人見知りするタイプなのかもしれない。



「ねぇ、二人とも。お茶しましょうよ!」



私がもう一度誘えば、



「わ、わかった」


「しょうがないなあ」



ラジとグリンは、渋々頷いてくれた。


わーい、やったー!



友達とお茶会をするのが、憧れだった。


シエルは精霊だし、お母さんは友達ではないし。



二人と出会えた今日この日に、二人に出会わせてくれた運命に、心の底から感謝しなくっちゃ。