ウメって、もしかして、禁断の魔法書の著者?
私達が探そうとしていた人と、同一人物?
「私は昔、魔法学校の教師を辞めた後、王家にメイド長として仕えていました。現在は、この町と獣族の長を務めております」
やっぱり同じ人なんだ。
……それよりも、気になることがある。
「お母さんは、王族だったの?」
「おや、アンジェラス様からお聞きになってはいないのですか?」
待って。
どういうこと?
情報が一気に脳に流れ込んできたせいで、整理できない。
だけど、ひとつわかるのは
もしかしたら、この人は
私が求めていた真実を、知っているかもしれないということだけ。
「あの、ウメおばあちゃん。よければ、話を聞かせてくれませんか?」
「もちろんです」
ウメおばあちゃんは、私のお願いを快く受け入れてくれた。



