「♪~~物語はハッピーエンド 君の笑顔が見たいんだ~~♪」
さっきよりも、心臓が重く感じる。
喉が、締め付けられたみたいに苦しい。
呼吸が続かなくなって、浅くなる。
けど、いつの間にか参集していた多くの人が、パチパチと拍手してくれて、私が紡いだ歌を口ずさんでくれて。
それだけで、痛みは和らいで、歌ってよかったと思える。
「アンコール!」
「えー、またぁ?」
「もう一回聴きたーい」
町の住人達だけでなく、ラジやグリンやシエルまでも、子ども達が希望したアンコールに賛同するように大きな拍手を私に送ってきた。
しょうがないなあ。
あと一回だけだよ?次で最後だからね。
と、言おうとした時。
「あぁ、お会いしたかった」
どこからか透き通った声が、拍手に混じって、私の元に届けられた。



