この町の子ども達にとって
女王様は、恐怖の対象なの……?
女の子の震えが、他の子ども達にも浸透していく。
今は、悶々と考えていても、意味なんてない。
「私は、女王様の使いじゃないよ」
「……本当?」
私は、ビクついている女の子の顔を覗き込みながら、穏やかな笑みを浮かべて言う。
それでも、女の子の悲しげな表情は変わらない。
それなら……。
「ねぇ、皆」
私は立ち上がって、子ども達に話しかける。
子ども達は警戒して、私から一歩距離を取った。
「歌は、好き?」
私の唐突な質問に、子ども達はキョトンとする。



