尻もちをついてしまった女の子に、私は屈んで手を差し伸べる。
私の顔を見た女の子は、なぜかビクビクと怯えだした。
な、なに……?
どうして、女の子は震えているの?
「ご、ごめんなさ……っ」
顔を青くして、何度も途切れ途切れに謝る女の子。
私、何かしちゃったかな?
知らず知らずのうちに、怖がらせちゃった?
「あの人達、よそ者だよな?」
「もしかして、女王様の使いの人じゃない?」
「え、それって、女王様がこの町を失くそうとしてるってこと!?」
女の子と一緒に追いかけっこをしていた子ども達の、コソコソと話す小声を耳が拾った。
女王様が、この町を失くす?
話の内容はよくわからないけれど、女の子が私に怯えているのは、それと関係があるのかな。
私を、女王様の使いと思い込んで、何度も何度も謝っているのかな。



