オーロラの歌




不自然な噴水の横を通り過ぎ、私達は先へと進む。


レンガで造られた古い住居が立ち並ぶ、フロンティア・シティ。


どこの道を歩いても、全て同じに思えてしまうくらい、似通った建物。


一人だったら、確実に迷子になっちゃいそうだ。



アストラル・グラウンドからフロンティア・シティの間にある、だだっ広い大地。


それと同様に、フロンティア・シティの道も整備されておらず、地面は水分のない乾いた土だ。


活気も、華々しさも、皆無だ。


時々、建物から私達を物珍しそうに覗く人の気配や、建物の外で生活しているらしいガリガリにやせ細った人とすれ違う。



アストラル・グラウンドとの違いが、激しすぎる。


これじゃあ、まるで、スラム街じゃないか。



頭をかすめたのは、経済格差、という言葉だった。



どこの国にも、貧富の差というものはあるんだろう。


だが、それにしては、この国の貧富の差は、あからさますぎで、わかりやすすぎで、明確なものだった。