オーロラの歌





私は、二人に背を向ける。


大通りの突き当たりを右に曲がり、進んでいった。



人目も気にせず、走る。


疲れても、息が乱れても、足がボロボロになっても、転んでしまっても。


走り続ける。


仲間の決意と勇気を、原動力に。



この道を真っ直ぐ進んだ先に、階段があるはず。


そこで、二人を待とう。



「オーロラがいるのは、この先か!?」



前方から警備隊の声が、聞こえてきた。


私は焦らずに冷静さを保ちながら、薄暗い路地に入り、身を隠す。



真っ直ぐ進むのは、危険かもしれない。


脇道や路地裏を利用して、階段を目指そう。


一応、この街の地図は、なんとなくだが覚えている。