オーロラの歌





「もう少ししたら、援軍が来ちまう。だから、その前にお前だけでも逃げろ」



私だけ逃げて、二人はどうするの?


警備隊が狙っているのは、私なのに。


二人ばかりが闘って、傷つくのなんて、嫌だよ。



「僕達は大丈夫だから~」


「あとで、あの場所で落ち合おう」



余裕そうなグリンと、


警備隊の前だからか、フロンティア・シティに続く階段をわざと「あの場所」と言ったラジ。



二人とも、私を守るために闘ってくれている。


私には、二人のような戦闘力はない。


そんな私にできるのは、二人を信じて逃げることだけ。



「……わかった。二人とも、またあとでね」



絶対に、また会おう。


怪我をしたら、私が治してあげるから。


だから、生きて、あの場所で。