身体が、震える。
振り上げられた鉄剣が迫ってくるのを、狭い視界に捉えていた。
どうしたら、逃げられる?
死なずに済む?
必死に思考回路を巡らせて、考えようとする。
けれど、怖くて何も考えられない。
どうしたらいいの……!?
「ホーリー・ラジェーション!」
突然、ビームのような光線が放たれて、私のすぐ横を横切って。
私の肩を掴んでいた警備隊の、鉄剣を持っていた腕に直撃した。
警備隊の手から鉄剣が落ち、間一髪のところで助かった。
さっきの光線は、ラジの魔法だ!
「大丈夫か、オーロラ」
「うん。ラジ、ありがとう」



