オーロラの歌






ラジが作ってくれた絶品な料理をお腹いっぱい平らげ、再び、進み始める。


空を飛ぶ小鳥のさえずりを聞きながら、一歩また一歩、アストラル・グラウンドへ。



「あ、そういえば、言い忘れてたけど」



右隣にいるラジが、何かを思い出し、呟いた。


ラジの視線が、前から私へ移される。



「なに?」


「アストラル・グラウンドは、この国の観光名所とされているからか、警備が厳しいらしいんだ」



らしい、ということは、おじいさんにでも聞いたのかな?


それが、どうしたの?


首を傾げる私の左隣にいるグリンが、ラジの言葉を補うように話し出す。



「つーまーりー、この国で最も悪い罪人とされてるオーロラは気をつけてってことだよ~」


「だから、俺のそばを離れるなよ、オーロラ」


「僕達のそば、でしょ~?」


「そうとも言う」


「そうとしか言わなーい」