昨日の敵は、今日の友。
最初は平行線だった考え方でも、奇跡が起きなくたってきっかけさえあれば、誰とだって交われる。
間違いも正しさも行き交うこの世界で、私達はそうやって、絆をつくっていこう。
いずれ、大きな幸せを描いた虹が架かるように。
「ありがとう。元気でな」
町長の言葉に、泣きそうになった。
街の住人達も、「また遊びに来な」「いろいろごめんな!」「本当にありがとう」と私達に思いを届ける。
どこにだって、窮屈な部分はあって。
それを取り壊すことができたなら。
きっと、翼がなくても、羽ばたける。
「さようなら」
私とラジとグリンは、街の皆に大きく手を振りながら、旅立った。
傷つき責められ対立していた日々は過ぎ去り、信じ信じられることの難しさと大切さを改めて気づかされたエストレア・シティと別れた私達は、次の街へと向かい始める。



