グリンとラジからの質問に、おじいさんはすぐさま答える。
「この街には、いない。著者である“ウメ”さんは、おそらく故郷であるフロンティア・シティにいるんじゃないのかのう」
フロンティア・シティって、獣族が多く暮らす、グリンの故郷だったよね?
「もしウメさんに会ったら、この本を渡しておいてくれないか」
「あぁ、わかった」
おじいさんは、ラジに本を返した。
次の目的地が、決まった。
アストラル・グラウンドを通って、その隣にある町、フロンティア・シティに向かおう。
私達は、まだ知らない。
禁断の魔法書が、運命の行方を左右し
その著者であるウメという人が
真実に繋がる鍵を握っていることを。



