オーロラの歌




ついに、この街ともお別れか。


いろいろあったけど、楽しかったな。



「ラジは、どうする?」



私はラジに視線を移し、問いかける。


これからも、私と旅を続ける?


それとも、この街に残る?


もうこの街は、ラジを煙たがる前の街とは違う。


ラジを恨む人も、毛嫌いする人も、妬む人もいない。



『俺が、オーロラを守るよ』



私達が旅に出る前、ラジはそう言ってくれた。


でも、私は、ラジの意思を縛る存在になりたくないの。


ラジも、もちろんグリンも、自由に生きてほしいんだ。



「愚問だな」


「え……?」



ラジは、口角を上げて呟いた。