しばらくして、私は魔法学校の正門前に戻った。
「あ、オーロラ!」
「心配したんだよ~?」
「ごめんね、二人とも」
ラジとグリンには、謝ることしかできなかった。
なんとなく、ゼロさんを追いかけたことは、言えなかった。
私自身、よくわかっていないからかもしれない。
ゼロさんのことを、何も。
「あ、あのね、これ見つけたんだ」
「その袋に入ってるのって、金か?」
「うん。やっぱり、一億テラスは集まってなかったみたい」
私はお金の入った袋を、町長に返した。
町長と街の住人達は、洗脳されていた時のことを曖昧にだが覚えているらしく、私を襲ってきたこととラジを疑ったことを、誠心誠意謝ってくれた。



