「すんません・・!!」



聞き覚えのある関西弁



そこには、洋介が立っていた



「「えっ・・・!!」」



私と有香は声を合わせて言った



「あれっ佐奈と有香ちゃんだっけ!?」




「はい☆」




有香が強く答えた




「なんで洋介がここに!?」




「はっ!?ここって2年の廊下なんだけど・・・」




そうだった




ここは2年の南校舎だ・・・・



私は今にも恥ずかしくなり




有香の手を引っ張って


「ちょっ佐奈、痛いし!!」




有香の声を無視して私は



ダッシュで階段を駆け上がり、




1年の教室へ向かった