「はい…」
561号室をノックすると声がした。
「…!」
「来ましたよ」
「…いらっしゃい。入りなさい」
三人は部屋に入る。
「生憎、椅子は二つしか無いの。床で良い?」
「大丈夫ですよ」
三人は床に、埼京は椅子に座る。
「それで用は?」
「エンチルとマッドの過去を教えてください。何故争うはめになったんですか?」
意外にも答えたのは羽根田だった。
「昔、エンチルと呼ばれる前の国が支配していたのに、外からきたマッドが襲撃に来たからですよね?」
「それは真っ赤な嘘。ある事実を隠すために流された情報よ」
「…!?」
「じゃぁ、話をするね」
「この国は昔はマスグが支配をしてたの」
「マスグって中立都市の?」
「そう。この国は昔から、場所にも、水、植物にも恵まれてたの。そこに目を付けた他国が攻めて来た。元々争いの少ない国だったから直ぐに負けたの」
「その他国は?」
「マッドとエンチルは昔は同じ国だったの」
561号室をノックすると声がした。
「…!」
「来ましたよ」
「…いらっしゃい。入りなさい」
三人は部屋に入る。
「生憎、椅子は二つしか無いの。床で良い?」
「大丈夫ですよ」
三人は床に、埼京は椅子に座る。
「それで用は?」
「エンチルとマッドの過去を教えてください。何故争うはめになったんですか?」
意外にも答えたのは羽根田だった。
「昔、エンチルと呼ばれる前の国が支配していたのに、外からきたマッドが襲撃に来たからですよね?」
「それは真っ赤な嘘。ある事実を隠すために流された情報よ」
「…!?」
「じゃぁ、話をするね」
「この国は昔はマスグが支配をしてたの」
「マスグって中立都市の?」
「そう。この国は昔から、場所にも、水、植物にも恵まれてたの。そこに目を付けた他国が攻めて来た。元々争いの少ない国だったから直ぐに負けたの」
「その他国は?」
「マッドとエンチルは昔は同じ国だったの」