光の向こうへ




「あんま、話したこと無いけど……
芹沢って………」





俺の中の不必要な正義感が
問題に首を突っ込みたくってしょうがないらしい。




「なにか、抱えてるんすかね」




ほら、馬鹿、お前。
いや、俺?






「ん~どうしたのさ」



霧山先生が少し前のめりになって
目を輝かせる。



もしかしなくても、これ。
はめられたな。




なんで最近は熱血漢なのか
自分でもよくわからない。
こんなの絶対かっこわりぃはずなのに。



それより早くサッカーしたい
俺には越えなくちゃいけないやつがいるってのに。


あんのお馬鹿さん教師!!!