先週は着替えを取りに帰りたいって言ったし、下着もないと困るだろうと思ったから持って来るよう送ったんだけなんだけど……マズかったか?」


目だけが真剣な様子で聞いてくる。
そんな意味だったとは知らず、思わずカッと熱くなった。


「べ…べ別に…」


こういうどうでもいい時に吃るのはやめたい。


「わ…私はただ、大輔さんがホタルが死んだらきっと寂しいだろうと思ってたのに、そんなことを言ってくるから、急にバカバカしい気がしてきて……」


朝一番に報告してくれたのは、私の身を案じてたからだとは思いもせずにいた……。



「ごめん…なさい。変に気を持たせて。………でも」


きゅっと口角の端に力を入れる。顔を見つめる大輔さんに向かって、ちゃんと気持ちは話そうと決めた。


「ホタルが死んでも私のことは飽きたりしないでね。共有してる秘密があっても無くても、私は大輔さんのことが好きだから!」


必死になって言ったから変だと思われてしまった。
「ああ?」と声を出され、怪訝そうな顔つきで聞き直された。


「どういう意味だよ。なんで俺がケイのことを飽きるんだ?」


関係ないだろって言い方をする。


「だ、だって純香さんから聞いたの。大輔さんは女性とは三回もしたら飽きてしまう…って……」


「三回?何が?」


「そ、そりゃ勿論、セッ…」


クスとか、恥ずかしくて声に出しては言えないよ〜〜!