「すげぇうまそう。朝からこんなに作れんのかよ」 「うんっ、早起きして作ったんだー」 よかった、嫌じゃなかったんだね。 すると颯真は私の頭にポンッと手を乗せた。 「あんま無理すんなよ。怜音の料理食べれんのは幸せだけど、体調崩されたら困るから」 「うん、ありがとう!」 私はめったに風邪をひかない。 でも、心配してくれて嬉しいし、頭撫でられちゃった! えっ、私嬉しいの...? 撫でられたら...。 この気持ちって何なんだろう。