そんな風に思うのが失礼なこと、分かっているけれど、そう思わずにはいられなかった。 そういう風にして私は私を守らないといけなかった。 今まで話したことも関わったこともないひとが私のこと好きになるわけがない。 しかもあの時、同じクラスにいたなんて。 深夜のテンションなのか、それとも憐れみなのか。 「灰澤さん、聞いてる?」 ひらりと目の前で手が振られた。 「連絡先交換しよう」 「あ、はい」 「一人で帰れます?」 「大丈夫です」 「じゃあ今度飯一緒に行きましょう」 「わかりま……あの!」