「うそ!?じゃあ幸せオーラを
みっちゃんにも分けてあげるで~」


そう言って、おもむろに手を広げる菜々ちゃんと、それに迷わず飛び込むわたし。


「菜々ちゃん好き、、」


「私も、、」


…って、こんなことばかりしていたら
いつか誤解が生まれそうだ。


……でも、中学から続くそんなやり取りが
わたしは楽しくて仕方がないのだ。


「じゃあ、またね菜々ちゃん!
デート楽しんでね!」


「ありがと!
みっちゃんも楽しんで、デート!」


「ふふっ…ただ帰宅するだけだよ…!」


「…ちぇー。そんじゃまたね!」


「ばいばい!」