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+゚


__あれから年月が過ぎ、ある日のこと。


「…へぇー、じゃあパパとママは
『幼なじみ』っていうやつなんだー!」


「うん!そうだよ」


……紅茶が入ったマグカップを手に取れば、
コツン…と当たる指輪の音。


リビングにある棚の上には
イルカのぬいぐるみが
2つ並んで置いてある。


どうやら、あのジンクスは
本当だったみたい。


__ガチャっ…


「あっ…実来(ミライ)、パパが帰ってきたよ」


「ほんと!?お迎え行ってくるー!」


バタバタと走る、実来の後を
わたしも続いて追いかける。


そして……


「おかえりパパ!」
「おかえり京ちゃん…!」


2人揃って、そんなことを言ったなら…


「ただいま」


そこには、学生時代と変わらない
優しい笑顔があった……__


Fin.