私の唇は、大好きなキミへ嘘をつく。



「負けた方は、1日勝ったチームの言う事を聞くっていう罰ゲームをつけます!!」

「却下」

「なんだよ瑞希、盛り上がんないだろー!もう決定事項だからな!尚っちは俺とペアーね!」


藍生先輩は、尚くんと肩を組み出す。


「まぁ、俺はいいですよ。なんか、楽しそうだし!」

「女の子には、あんな事やこんな事を……」

「ハハッ、面白そうですね!」


いやいやいや。
尚くんまで藍生先輩の話に乗っかっちゃってるし!


「こうなったら藍生先輩は聞く耳持たないっすよ。瑞希先輩、ぜってー負けないでくださいね、あの2人には」

「もちろん、椿ちゃんは俺が守るから」


瑞希先輩……。
うん、私瑞希先輩とペアで良かった。

身の安全が、保証されてる!!


「本当は……俺が守ってやりたかったけど…」


小声で、何が呟いた一護。