それからは陽先輩を見ても、すぐ目を逸らし、あの庭に行くこともなくなった。 もともと約束していたわけでもないし。 だから別に陽先輩だってなんとも思ってないはず。 自分勝手に解釈しておいて、それはそれで悲しいなんて、それこそ自分勝手だなと思ったり。 でもこれでいいんだ。