雨は
気分屋なもので
しとしと落ちてくるかと思えば
ザァザァと降ってくるから
わがままな彼女みたいなそれは
その彼女にも受け付けてもらえないみたいで
黒い猫は前足で耳を触る



僕は彼女に温かいミルクをやりながら
湿気てしまったクッキーを食べる