雨の匂いが鼻を掠って
開けた窓は寂しそう

静かな朝は紺碧の雲を
照らすことなく泣いているのだと

もう悲しむことのない世界を作るなら
雨は不必要なのか否か

そんなのはわからなくてでも
僕は雨のない世界は嫌だと思った