眩しい光を瞼の上に感じて、私は目を覚ました。



二度目の朝が来た。



どうやら私は他人の家に二日も居座るという失態を犯したらしい。


そして、額には既に生温くなった熱さまシート通称”冷えピタ”なるものが貼ってあった。


少し前まで、ひどく頭が痛かった気がした。と言っても、その少し前がいつの事か私には分からないけど。


そして、そこで私はベッドの縁に見覚えのあるモノを……いや、人を見つけた。


床に座っているらしい彼。


漆黒の黒髪で覆われた頭。そこから肩までがベッドを背にして飛び出ていた。