「伊織くんと綺さん!」

「やばい、かっこいい!」


後ろを見ると、2人の男子生徒が歩いてくる。

2人ともオーラがすごく、距離があるのに圧倒される。

2人に道を開けるように、女子生徒たちは道の真ん中を開ける。

そして、なぜか片方がこちらに手を振っている。

すると、理宇は大きく手を振り始めた。


「え!?知り合い?」

「同じバンドの先輩」


すごい、人気…

理宇はこんなアイドルみたいな人たちとやってるのか。