「り、李月君…?」 声だけで戸惑っているのだとわかる。 「…ちょっとこのまま」 「う、うん…」 自分でもわかるくらい甘くなってると思う 全然クールじゃない。 でもそんな自分は嫌いではない。 甘いのは風和だけにだし。 …とにかく。 今日は手を出さない。 俺の理性、我慢しろ。 もう一度強く決心して風和を抱きしめた