雨の日は君と。~先輩の香り~



「李月君っ」


この声は風和だ
すぐにわかる。愛おしい声だから

でも、なんで…


風和はどんどん近づいてきて
ベッドの横に立ったのが気配でわかる


しばらくそこにいたけど
離れようとしていた