落ちていたスマートフォンを拾い、31年に生きる水樹と知り合う心。
電話をするようになり、水樹との時間が大事なものとなる心だが、水樹から聞いたのは、心が3年後生きていないということ。

夏の日同級生と出掛けた心は事故で亡くなり、同級生・水樹は記憶喪失に。

父とはぎこちなく、高校時代を話す友達とは“世界が違う”と、孤独を感じていた。

ある時水樹はスマートフォンを落とし、拾ったのは28年の生きている心。
水樹は心に惹かれ、また心も“ひとりじゃない”ことを教えてくれる大事な存在に。

友達の話から心が死ぬことを知った水樹は、今も昔も大事な存在の心を救うため、唯一の繋がりである電話をかける。

高校生の水樹もまた、人間関係に悩んでいたが、心に出会い憂鬱だった気分を忘れられていた。

1番会いたい、大事な人を守りたい。
水樹の電話は心へ繋がり、3年後、ふたりは再会する。