「はぁ疲れた・・・ってか眠い」


全てを脱ぎ捨て、シャワーを浴び、コーヒーを少し濃いめに入れる。


「どうしよっか・・・休もうか」


零二さんの顔が浮かんだ。


「めんどくさいけど・・・行くか」


休めば余計にめんどくさい事になりそうだし。


昨日の紫蛇の件があるから、青龍に情報が入ってるかもしれないしね。


私に繋がる痕跡が一つでも残ってれば、KATANAはもう使えないしね。ちょっと昨日はやり過ぎたかも、バレたら零二さんに絶対怒られる。どうかバレませんように願うしかない。


少し早めに行って、悪の巣窟の教室に盗聴器仕掛けとくか・・・


いつもより30分早めに学校に向かった。朝の学校は30分早いだけで生徒数は少ない方で、でもそれは特進や普通クラスだからであって、普通Ⅱ(悪の巣窟)には、早めに来る生徒なんているはずもない。


静かな学校ってなかなか良いよね。夜じゃなければ怖くないしね。


クラスは二つ、幹部の居る学年の2年の教室に後方に盗聴器を仕掛けて、自分の教室の机で顔を伏せた。