「あ、和花、雅哉くん待ってるよ!じゃああとでね?」

「ありがとう、あとでね」

雅哉くんは家から学校まで自転車通学だから、駅で待っててくれる。

「おはよ、和花」

そう言って優しく微笑む雅哉くんの笑顔に、いつも癒される。

「おはよう雅哉くん」

そしてわたしはいつもどおり雅哉くんの自転車の後ろに乗る。

「あ〜また今日から学校だぁ」

「嫌なの?」

「だって勉強しなきゃいけねーじゃん」

「ふふっ、学校だからね?」

「そうだけどさぁ〜始業式そうそう部活あるしなぁ」

「あ、そっか・・・雅哉くん、大変だね」

「和花が応援してくれてるからがんばれるんだよ」

「ふふっ、わたしはいつも雅哉くん応援してるよ」

「・・・うん、今日もがんばれるわ俺」

少し照れたように言った彼が愛しくて、彼の腰に回した腕の力を少しだけ強くする。

それに少し声を漏らして笑った彼と、今日の放課後も部活が終わるまで待っている約束をした。