灰被り姫の城

『では、新田さん。

もし目の前にあなたの好きな人がいたら、どう告白しますか?』


「はい…」


あたしは、深く深呼吸をして、あたしのイメージを崩さぬよう、“清楚で可憐な笑顔”でこう言った。


「好きです、付き合ってください」


と。


会場は、さっきよりも大きな盛り上がりを見せた。


『ありがとうございました!

では続いて、エントリーナンバー三十八番の小嶋さん、どうぞ!』


小嶋さんが、舞台に立った。


あたしはその姿を見て、ぎょっとした。

会場の皆も、どよめいた。


何故なら、小嶋さんは普通の制服を着ていたからだ。