灰被り姫の城

エントリーナンバー二番の愛川さんの名前が先に言われたということは、エントリーナンバー一番の瀧井さんは、残念ながら一次審査を突破できなかったということを示していた。


「うっ、うぅ……」


瀧井さんは、嗚咽を漏らしていた。

舞台裏は、気まずい空気に包まれる。


『そして、エントリーナンバー六番!三浦千恵さん!』

『次に、エントリーナンバー十番…』


次々と、出場者の名前が呼ばれていく。


そして…。


『エントリーナンバー三十七番!新田レイさん!』


司会者が、あたしの名前を言った。