灰被り姫の城

あたしはため息をついた。


第二次審査まではいいとして……。


最終審査の自分に似合う衣装を各自用意して、『あなたが好きな人に告白するならなんと言うか』というのがなかなか厄介だ。


高校に入学してから、告白は山のようにされてきたが、全て断ってきたし、あたしから告白したことは一度もない。


どうしたらいいものか………。


「レイ、どうしたの?悩んでいるようだけど」

「あ、里香…。ミスコンの最終審査の内容でちょっと困ってて」

そう言って、あたしは里香にミスコンの詳細が書かれた紙を渡した。

「自分に似合う衣装、かぁ……レイはなんでも似合うからな~。


そうだ!あたしがその衣装用意してあげるよ!

あたし、こう見えても裁縫は結構得意なんだ」

「本当?ありがとう!


でも、あたしが悩んでいるのは、この『あなたが好きな人に告白するなら…』ってやつなの」