灰被り姫の城

「皆、待って。まだミスコンに出ると決めたわけでは…」


あたしがそう言うが、皆あたしの話を聞いてくれない。


もう皆の中では、あたしがミスコンに出ることは決定事項で、あたしが優勝することもほぼ決まっていた。

あたしも、口では断っているが、心の中ではミスコンに出る気で満々だった。


だって、あたしは可愛いから。
あたしなら、きっと優勝できるから。


あたしには、すっかり自分が可愛いという自信がついていた。


そして、あたしは文化祭のミスコンに正式に出ることになった。


「まず、第一次審査で自己紹介。
第二次審査で自己PR。

第三次審査…最終審査は、自分に似合う衣装を各自用意して、『あなたが好きな人に告白するならなんと言うか』かぁ……」