灰被り姫の城

「何してんの…」


その様子を見て、美鈴ちゃんが怪訝そうな顔をした。

そんな美鈴ちゃんの顔を、あたしはじーっと見つめた。


「な、何よ」


美鈴ちゃんはあからさまに嫌そうな顔をする。

美鈴ちゃんはあたしと違って、目は細くて一重だし、肌は運動しているせいで黒いし、鼻の形は悪くないけど、あたしには劣っている。


なんだ、あたし美鈴ちゃんより全然可愛いじゃん。


そう思って、あたしはルンルン気分で自分の部屋に戻った。


「なんだったのよ……」


と、美鈴ちゃんが呟いたが、このときのあたしには全然聞こえなかった。