灰被り姫の城

「どうしてって?」

男子は首を傾げた。

「だって、入学してまだ一ヶ月だよ?
あたしと話したのも、今日が初めてなのに、どうして告白したのかなって…気になって」


すると男子は、こう答えた。


「そりゃあ、可愛いからに決まってるじゃん!」


と。


あたしは家に帰って、鏡で自分の顔を見てみた。


中学時代では眼鏡で隠れていた目は、よく見てみると大きくて睫毛も長く、パッチリしている。

肌も、そういえば他人と比べて白いかもしれない。

鼻の形も、自分で思っていたより良い形をしている。


あたしは、鏡の前で色々とポーズをとってみた。

ピースしてみたり、ちょっと上目遣いしてみたり……。