灰被り姫の城

これってもしかして…いや、もしかしなくとも…。


ラブレター、だよ…ね?


差出人の名前がないのが少し怖いが、あたしのことが好きだと書かれてある以上、きっとこれはラブレターに違いない。

ラブレターをもらうのも、人生で初めてだったので、あたしはびっくりしたが、告白されたときほどではなかった。


その日の放課後、化学室へ行ったが、手紙の差出人はやっぱり話したことのない男子で、お互いのこともよく分からないという理由で断った。


「そうだよね…。ごめん、呼び出したりして」


手紙の差出人である男子は、申し訳なさそうに頭を下げた。


「ううん、いいの。気持ちだけで嬉しいから。


ところで…どうして、あたしに告白したの?」



あたしは、差出人の男子に尋ねた。