灰被り姫の城

人間観察が趣味って……さすがスクールカースト下位というべきか。

しかし、あたしのかつてその位置にいたから、浅田君のことは馬鹿にできない。


そして、あたしは話を続けた。


「そして、二年に上がったとき、あるイタズラが起きた。

浅田君も覚えているかな?あたしの靴箱に、紙クズが入れられていたことを」

「ああ、覚えている」

「そのときも、ファンを利用して犯人の一年の女子を不登校まで追い詰めたの。

まあ、実際に追い詰めたのはファンで、あたしは犯人を突き止めたまでに過ぎないけれど。


去年の文化祭の里香のことも、周りが勝手に騒いだだけで、あたしは何もしていない。


悪いやつは、ファンが勝手に成敗してくれるんだもの。

ラクよね、姫って立場は。


だけど、三年になって、来栖さんが現れた。